【カード考察】新弾で登場した青黒ガリュミーズが環境に与える影響とは?
新弾が発売して何週間か経ち、新規カードを使ったデッキがCSでも活躍し始めている。
特に「卍新世壊卍」と「月下卍壊ガ・リュミーズ卍」で強化された水魔導具主体のデッキが各地で結果を残しているのがわかる。
今回は、新たな環境デッキになりつつある青黒ガリュミーズが環境にどんな変化をもたらすかを紹介しよう。
青黒ガリュミーズ
青黒ガリュミーズとは
青黒ガリュミーズとは簡単に説明すると、まず「卍新世壊卍」の効果でこのフィールドの下に4枚水魔導具を唱えて送る。
その後「月下卍壊ガ・リュミーズ卍」を「卍新世壊卍」の効果で唱え、バトルゾーンにドルスザククリーチャーを並べた後、エクストラターンで勝ちにいくデッキである。
この時、登場時シールドブレイクできる「凶鬼卍号メラヴォルガル」打点を補い、「卍ギ・ルーギリン卍」でブロッカーを無効化することが可能だ。
青黒ガリュミーズの強みはこれ以外にも、「卍新世壊卍」で「スペルデルフィン」や「ジャミングチャフ」の呪文を唱えられなくする効果を無効化することで、トリガー呪文を安心して唱えれること。
そして、踏み倒しメタクリーチャーに対してバウンスできるカードが数種類使えることが挙げられる。
もちろん「卍新世壊卍」で手札が減らないというのもかなり強いところである。
このデッキが環境のトップに来たらどうなるのか?
1.メメント守神宮がさらに採用される
まずは、青黒ガリュミーズ側にスピードアタッカーがいないので、エクストラターンをほとんど無駄にさせる「Dの牢閣メメント守神宮」がさらに採用されることになるだろう。
ただし、これはトリガー以外で普通に出すと「堕呪エアヴォ」というカード除去に剥がされる可能性がある。
2.カード指定除去カードの採用率上昇
青黒ガリュミーズの中でも特に厄介なカードが「卍新世壊卍」である。
このカードが青黒ガリュミーズの核にもなっているので、「卍新世壊卍」をいかにうまく除去するかが重要になってくる。
しかし、「卍新世壊卍」はD2フィールドではないことによっていつものD2フィールドで張り替えというのができない。
なので、「卍新世壊卍」を除去するために「ジャックアルカディアス」や「ハムカツ団の爆砕Go!!」、「奇石ベイブラン/スーパーエターナルスパーク」といったカード指定で除去するカードが採用され始めてくると考えている。
3.ドンジャングルS7が採用されるデッキの増加
今後「ドンジャングルS7」を採用できるジョーカーズや2ブロックでよく見かけるドンジャングル不動のギミックを積んだデッキが増加する可能性がある。
青黒ガリュミーズに現在採用されているクリーチャーの中には「ドンジャングルS7」のバトル時のパワー14000を超えることができるクリーチャーがいない。
さらに、「ドンジャングルS7」を除去できるカードが現在青魔導具では「カージグリ」のみなのである。
あとは、次のターンまで攻撃できなくするカードだけなので、「ドンジャングルS7」は状況によっては青黒ガリュミーズにとってはかなり重い1枚になると思う。
最後に
青黒ガリュミーズは新規カードでかなりカードパワーの高いデッキになったと感じている。
このデッキが環境に増え、そこに噂されている殿堂発表がくれば、さらに青黒ガリュミーズがトップに来て一気に環境が変わるはずなので、対策をしっかりと練っておくべきだろう。
【記事の作成者】
デュエルマスターズ 認定ジャッジ
— 稲や@デュエマ速報 (@inayadexyuema) 2018年9月15日