GPベスト64の使用デッキからみた環境の変移
今回はGP6thのベスト64のチームで使用されていたデッキタイプの母数が公開されたので、そこから環境がどうなっているのか、どうなっていくかを勝手に紹介しよう。
最大母数のデッキタイプはやはりジョーカーズ
やはりベスト64チームの計192デッキの中で、最も多かったデッキはジョーカーズで49(内ガンバトラーG7型が41ジョットガン型が8)であり、約4分の1を占めていた。
従来の赤緑モルネクと同じく対策をとり辛く、絶対に勝てるというデッキタイプが存在していないということからもチーム内で使用されるケースが多かったのだろう。
このデッキタイプに強いと言われているデッキに黒単デスザークやアナカラーシャコガイルが存在しているがそれでも負ける時は負けるので、これからも環境内でモルネクと同じく絶対に見なければいけないデッキとして存在してくれるだろう。
まだまだ現役のドギラゴン剣
全国大会で大活躍して、一斉に対策を取り始めたのと、「ガンバトラーG7」の登場によるジョーカーズの増加によって環境トップから引き気味だったが、GP6thでは使用数27で使用率2位だった。
これは、踏み倒しメタクリーチャーを採用しているデッキが減少したのと、「龍装者バルチュリス」を採用することによってジョーカーズなどの対面で無理やり打点を増やすことに成功したことが大きいだろう。
また、「バルチュリス」によって新たに「ドギラゴン剣」に革命チェンジできるルートが増えたのも要因となったはずだ。
このデッキタイプは少し対策していないだけで驚異的な力を発揮するので、環境のダークホースとして居ることになるだろう。
ジョーカーズに強いデッキタイプの入賞数
ジョーカーズに強いと言われているデッキタイプのアナカラーシャコガイルと様々なカラーが存在するミラダンテ、「本日のラッキーナンバー」によって強化された墓地ソース、環境トップメタのデスザークが同じくらいの使用率であった。
中でも黒単デスザークは環境のジョーカーズに最も有利ではないかと思われる。そして優秀な除去とハンデスを有していることからあらゆるデッキタイプに勝てる可能性がある。
5月19日発売のデッキや今後強化がくることが予想されていることから環境でさらに母数を伸ばしてきそうだ。
総評
やはりジョーカーズを起点にそれに勝てるデッキと対応力が高いデッキが多く使われていた。
これからもこのGPのような環境になっていくと思うが、デスザークが強化されたタイミングでジョーカーズを食いつぶす可能性が高いので、デスザークがジョーカーズに変わって最も注意しなければいけないデッキタイプになるかどうかが楽しみだ。