龍仙ロマネスクで刃鬼デッキは強化されるのか
- マナゾーンに置くとき、このカードはタップして置く。
- ブロッカー
- このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から4枚を、マナゾーンに置いてもよい。
- 自分のターンの終わりに、カードを1枚、自分のマナゾーンから墓地に置く。
今回は1月29日から殿堂解除された龍仙ロマネスクについて考察していこう。
「ロマネスクが帰ってきたら刃鬼が復権だな」というコメントがあったため刃鬼デッキのロマネスク殿堂解除による影響に焦点を絞って考えていこうと思う。
ま現在の刃鬼の立ち位置としてはベイBジャックを使ったループやコンボデッキ、ラフルルを絡めて殴るドギラゴン剣、過剰打点とマナロックの融合体であるモルトNEXTなどが環境の頂点にいるため非常に向かい風となっており、お世辞にも強いとは言えない。
これをロマネスクを入れて改善するかと言えばそんなことは無いだろう。
フェアリーライフ→フェアリーシャワー→ロマネスクと繋げることが出来れば10マナに繋げることが出来るが、相手の盤面に干渉せずに4ターンもの間マナ加速を続けてしまうと相手の準備も整ってしまい、こちらより安定感のあるフィニッシュ手段を使って決めてくるためである。
なので2月中の現環境ではあまり龍仙ロマネスク殿堂解除の恩恵を受けることは厳しいだろう。
ロマネスクと新環境について
では新環境を見据えて考察していこう。
新環境で流行ることが予想されるのは
- 赤黒、赤緑、赤青カラーのドルガンチュリスが入ったドギラゴン剣
- 赤黒ドルマゲドン
- サソリムカデループ
- ゲイルヴェスパー
- サザンルネッサンス
- ジョーカーズ
辺りだろう。
ドルガンチュリス入りのドギラゴン剣に対してはエターナルトラップ等で遅延することが出来れば勝てると思われるが、このプランにロマネスクはあまり関係ないだろう。
赤黒ドルマゲドンに対しては有効だろう。
タイガニトロによるハンデスが非常に厳しいため一気にマナ加速ができる龍仙ロマネスクはトップ解決のサポートをしてくれるだろう。
サソリムカデループに対しては恐らく速度で負けてしまうため、龍仙ロマネスクの有無に関わらず妨害札を構築に入れていかないと厳しいと思われる。
ゲイルヴェスパーも同様の理由で厳しいだろう。
ジークナハトファルターの登場によりゲイルヴェスパーは安定感と速度を手にしたため、速度勝負ではなくこちらは妨害に回るべきだろう。
サザンルネッサンスに対してはプチョヘンザに繋ぐことが出来る点や、サザンルネッサンスがあまり速度が早くないことを考えると有効なカードになってくるだろう。
また、タイム3シドの影響を受けないマナ加速というのは非常に重宝する。
音精ラフルルの殿堂もあるため以前よりかなり戦いやすくなることが予想される。
最後にジョーカーズに対してはブロッカーが非常に強力な効果となるため有効だろう。
しかし、刃鬼というデッキタイプが洗脳センノーがかなりきついため根本的な相性の改善とまでは至らないと思われる。
まとめ
以上のことから、
“龍仙ロマネスクの殿堂解除による刃鬼の環境復権は厳しいが、刃鬼にとっての追い風になるということに変わりはない”
という結論が出た。
しかしまだ新環境は実装されていないため今後の環境によっては戦えるデッキだと思われる。