ゼニスの歴史について!至高のゼニス頂神殿 を手にする前に振り返ろう!
前回はクロニクルレガシーデッキ2018のコンセプトの1つが連ドラということで連ドラの歴史を振り返って見た。今回は、もう一つのコンセプトのゼニスに関して、デッキに収録されているE2期に活躍したゼニスについて紹介しよう。
ゼニスとは
ゼニスという種族を持ったクリーチャーはE2期から約1年間メイン種族として登場し、その後も少しづつだが種類が増えている。
ゼニスを種族にもつクリーチャーの特徴は”召喚時”のみに発動する強力な効果と場を離れる代わり手札に戻る”エターナルΩ”である。
例えば「『智』の頂レディオローゼス」は召喚時に相手の手札を5枚破壊して、自身は5枚までドローできる、など当時からしたら考えられないほどぶっ飛んだ効果が多かった。
ゼニスは現在でもいくつかは使われているが、ここ数年はデッキのメインを飾る機会が少なかったので、クロニクルデッキが発売する今、ここで是非使って見てほしい。
クロニクルレガシーデッキに収録されているゼニスの紹介
ここでは、デッキに収録されているゼニスの中から何枚かを紹介しよう。
『俺』の頂ライオネル
「『俺』の頂ライオネル」はコロコロコミックで先行付録として収録された「『武』の頂マキシマムザマックス」を除いて、E21弾で初となるゼニスとして収録された。
召喚時にシールドを1枚増やし、相手にシールドを1枚選ばせてそれを手札に加えてもよいと、一見地味に見える効果だが、このクリーチャーは常在効果でシールドを全てSトリガー化できる効果を持っている。
この効果を召喚時効果と合わせて使うことでゼニスからゼニスがつながるという地獄のような状況にすることができた。
『祝』の頂ウェディング
「『祝』の頂ウェディング」は召喚時に相手は自身でバトルゾーンと手札から計4枚を選び、新たにシールドとして加えるという、強力なハンデス兼除去効果を持っている。
さらに「ボルメテウスホワイトドラゴン」と同じく、盾焼却効果を持っており、召喚時効果と合わせて1枚で完成されたクリーチャーである。
当時から長い間、コントロールデッキのフィニッシャーとして使われていた。1度召喚を許せば、エターナルΩのせいで、除去しても再び召喚されその都度手札と場が枯らされていく、というのを経験した人は多いだろう。
『修羅』の頂VANベートーベン
今の環境でも使われることがあるので、このカードを知っているという人は一定数いるだろう。
召喚時に全体バウンスをする効果と、常在効果でコマンドとドラゴンを出す代わりに墓地に送ることができる。
コマンドとドラゴンというのは、今までメインの種族として扱われていたため、一度召喚されればバウンス効果と合わせてゲームエンド、という状況に陥るくらいにロック効果が強力だった。
しかし、今のデュエマのコンセプト上ドラゴンとコマンドをメインで使うデッキが少ないので下火になっている。
『破滅』の頂ユートピアエヴァ
ホワイトゼニスパックのSR枠として初収録された。このカードが収録されたパックは箱に1枚SRかVレアが封入されているパックだった。
その時のSRとVの収録が「『修羅』の頂VANベートーベン」と「『必勝』の頂カイザー『刃鬼』」、そして「『破滅』の頂ユートピアエヴァ」という構成だったために、その効果の控えめさと合わせてハズレア扱いになるという業を背負うことになった。
当時箱からこのカードが当たって、後悔する人もいただろう。
今回なぜか再録されるのでうまく使ってほしい。
最後に
当時ゼニスを使っていた人からしたら今回のデッキでの再録は嬉しいと思った人も多いだろう。
その時のコンセプトとは違うかもしれないが、新しいコンセプトのゼニスをぜひ楽しんでもらいたい。
また、今回のクロニクルレガシーデッキでゼニスを知った人にはここでゼニスという種族について知ってほしい。