ドルスザク・無月炸裂スタートデッキをお安く改造!”無月の門”を使いこなし勝利をめざそう!
5月19日発売にドルスザク・無月炸裂スタートデッキが発売されたので、早速購入して遊んでみた。
『闇文明の最強ギミック”無月の門”を使いこなし勝利をめざそう』という謳い文句を掲げていたから上手いこと無月の門が使えるのだろうと考えていたのだが、そこに待ち構えていたのは無月の門までの、試練の数々であった…
スタートデッキの問題点
まず、無月の門を使うためには墓地とバトルゾーンに2枚ずつ魔道具が必要なことを頭においてもらおう。
この時、このスタートデッキ単品で無月の門を楽しもうと思った時にいくつかの問題が発生した。
- 1.そもそも自発的に魔道具を”山札から”墓地に置くためのカードが6枚しかない(デビルハンドは頭数に入れてはいけない)
- 2.「凶鬼16号バギン」などの軽減がないので1ターンに複数体クリーチャーが出せるようになるまでにターンがかかる
- 3.「堕魔ドゥシーザ」が2枚しかなく、他にハンデスカードなどもないので序盤の除去や妨害がしにくい(コストが重いが「堕魔ヴォシンバ」というカードがある)
1つ目の問題点
1の問題はその6枚のカードを引けないと墓地に魔道具を落とすために自分の魔道具クリーチャーを自壊させないといけない。
そして場と墓地に魔道具が2枚ずつ揃う頃にはそれ相応のターンがかかる。
つまり、無月の門を使わずにデュエルが終わる可能性が高くなるのだ。
2つ目の問題点
2の問題は、相手の妨害によって2枚以上魔道具が墓地にあって場に2体魔道具を出そうと思った時に、以外とコストが重い魔道具が多くて無月の門を使用できないままターンを相手に渡したり、無月の門を使っても場に1体しかクリーチャーが残らないという状況になることが多々あり、軽減が欲しいと感じたので挙げている。
3つ目の問題点
3の問題は除去が「卍デルパンサー卍」やトリガー呪文、そこそこコストが重い「堕魔ヴォシンバ」に偏っているので、序盤は無月の門が使えないと2枚積みの「堕魔ドゥシーザ」に頼るために相手が好きなように動いてしまい、そのまま負けるという状況が多いという問題である。せめてハンデスが欲しかった。
今回はこのスタートデッキで発生した無月の門についての問題を”安く”解決したので、是非、初心者や無月の門を使ったことがない人に無月の門を楽しんでもらいたい。
デッキコンセプト
このデッキは早期に墓地を肥やして無月の門発動から「テン★カッツ」と「ハク★ヨン」を大量に並べて、数で盤面を制圧するデッキとなっている。
デッキ内容
デッキ作成に必要なもの
- スタートデッキ ×2
- 「凶鬼16号バギン」×4枚
- 「堕魔ヴォガイガ」×3枚
- 「追憶人形ラビリピト」×2枚
- 「無明夜叉羅ムカデ」×1枚
今回作成したデッキはスタートデッキ2個と追加でカードを10枚用意するだけで作ることができる。
だいたいスタートデッキ代込みで4000円くらいで作成できるのが魅力だ。
デッキ内のカード紹介
ここではデッキに採用されているカードの一部を紹介しよう
卍デルパンサー卍
スタートデッキ の切り札で今回のデッキでも大事な役割を持っている。4枚投入することによって序盤の墓地肥やしや「ラビリピト」による全ハンデスが成功しやすくなっている。
攻撃時にもクリーチャーを破壊できるところが強い。
凶鬼16号バギン
マフィ・ギャングを常に1コスト軽減する「ヤッタレマン」と同じような役割を持っている。
このクリーチャーがいることによって魔道具を場に展開しやすくなり、また3コストで「ヴォシンバ」と「ヴォガイガ」が出せるようになるのがとてもありがたい。
「堕魔ヴォガイガ」
登場時に4枚山札から墓地に落とし、その後闇文明のカードを1枚回収する効果と魔道具クリーチャーのコストを1軽減する効果を持っている。
このカードによって無月の門が使いやすくなり、さらに墓地肥やしの枚数が多いのでムーゲッツクリーチャーが場に並びやすくなった。4枚あればすべて投入しよう。
無明夜叉羅ムカデ
このデッキの切り札その2。ムーゲッツを並べることによって攻撃できるクリーチャーが増え、ハンデス効果を最大限に活かせるようになる。
登場時のパワー-9000する効果も強力だ。
堕魔ドゥンブレ
スタートデッキ の新規カードの1枚で、「バギン」か「ヴォガイガ」がバトルゾーンにいる状態だと、1マナで出すことができ、手札を1枚回復できるのが強い。また、「サッヴァーク」の効果でシールドゾーンに送られた表向きのカードだけを回収できるのが素晴らしい。
このデッキをさらに強くするための改良カード
今回はさらにこんなカードを採用すると強くなるというのを紹介しよう。
「卍デスザーク卍」
「デルパンサー」と入れ替えて強力なロックによるコントロールができるようにするともっと強くなる。
「堕魔ヴォーミラ」
ターンに1回魔道具を墓地から召喚できるようになるので、手札の枯渇が気にならなくなる。
「タイガニトロ」
闇文明のカードがマナに5枚あれば自身のターン終了時に相手は手札を1枚残して捨てなければいけない効果を持っている。
これによって相手の手札を気にせずに攻撃ができるようになる。今回のデッキに採用したいカード筆頭だったが、高いので断念。
最後に
今回のデッキは少し改良しただけで、スタートデッキよりも格段に無月の門が使いやすいように仕上がっている。
無月の門発動からのムーゲッツ大量展開が楽しいこのデッキを是非試してみて欲しい。
しかし環境に勝てるほど甘くはないので、環境で勝ちたいなら上記の改良カードを採用しよう。