新カードの登場によるマイナーカードの高騰について考察
よくデュエルマスターズ では新弾や新デッキに収録される新カードの情報が公開されると、それとシナジーが出そうなカードが高騰するという現象が多々ある。
最近でいえば「神聖の精霊アルカキッド」がそれに当てはまる。
それ以前では、「ヴァリアブル・ポーカー」などが記憶に新しいだろう。
このようなカードが高騰すると
『こんなカード強くないだろ』
『環境に上がるほどの実力はない』
このカード相性が良さそうてだけで、買うやつはバカだ』
に近いことがよく言われている。
実際にその通りだということも事実ではある。
それでも買う人がいるというのが現状であり、それによって高騰するのだが、なぜこういったマイナーなカードが高騰するのか。
それは、簡単に言うと”ガチ”よりも”カジュアル”または”エンジョイ”が多いからである。
考えてみてもらいたいのだが、全国でデュエマをしている人の中で環境デッキを使用して公認やCSの大会で勝つためにデュエマをしている人と、普段からネットや自身で考えた面白そうなコンボやコンセプトを用いたデッキを使う人や、そもそも大会に出たことなくて自由に身内で遊んでいる人を比べてどちらの数が多いのか。
どう考えても環境デッキと呼ばれるデッキ以外を使ってデュエマをしている人の方が多いはずだ。
そう考えた場合にYoutubeやtwitterなどが当たり前になっている今、面白そうなコンボやデッキが紹介された時に『環境では使えない』とか『そんな強くなさそう』と思う人よりも、
『なんだこのカードは面白そう』
『こんなことができるんだ自分もやってもよう』
と思い早速カードを集めだす人が出てくる確率の方が高い。特に一般的な小学生プレイヤーなどは動画でド派手な動きをしたらカードを集めれるかはおいといて、それに惹かれて自分もやってみたいと思うはずだ。
よって環境デッキを作る、メインで使い大会に勝つためのデュエマをしている”ガチ”よりもコンボや自分のデッキを楽しむ”カジュアル”な人たちが多く反応し買い求めることにより、値段が上がり高騰に繋がっているのである。
最後に
こんな高値でこのカードを買うのは〜のように言っている人たちがいるのだが、そう発言するのは自由だ。
しかし購入している人たちはこのカードを使ってデュエマしたいと思い、その値段が妥当と考えて購入しているのである。
ならばプロキシやツールを使って試してから買えばいいじゃんと思う人もいるかもしれないが、周りが知っているからと言ってそれを全員が全員知っているわけではないのである。
誰しもが環境デッキを使っているのではないというのを理解して、今一度環境以外のデッキを使っていた頃を思い出してみてはどうだろうか。