「堕魔ドゥスン」が環境に与える影響を考察
5月19日発売のドルスザク夢月炸裂スタートデッキに収録されるカードに、「堕魔ドゥスン」というクリーチャーがある。
今回はこのクリーチャーを紹介しよう。
「堕魔ドゥスン」とは
堕魔 ドゥスン
闇文明 2コスト
パワー1000
マフィ・ギャング/魔導具
- 各ターン、相手が唱える1枚目の呪文のコストを1多くする。
このクリーチャーは、各ターン、相手が唱える呪文のコストが1多くなるというシンプルな能力を持っている。
2コストで出しておくだけで、「フェアリーライフ」が3コストになり、「ブレイン・タッチ」が4コスト、「デモンズライト」が5コストになると考えたら、このクリーチャーがどれだけ強力かがわかるだろう。
また、魔道具クリーチャーなので、デュエルの後半や序盤では墓地に落ちていたら無月の門の素材に使えるというのがただただ強いのである。
デスザークというデッキタイプに投入すれば、2体目3体目を出すことも夢ではなさそうだ。
「堕魔ドゥスン」が刺さるデッキは?
このカードが環境内で最も刺さるデッキを考えた時、それは青黒ハンデスとロージアダンテ全般だろう。
青黒ハンデスは「特攻人形ジェニー」や「学校男」といったクリーチャーによる妨害もできるが、「奇石タスリク」と「タイム3シド」が辛かったので、このカードも出されると辛い状況になるのは間違いないだろう。
ロージアダンテというデッキタイプに関しては青黒ハンデスと比較しても悲惨な状況になる。
まず、「コアクアンのお使い」が4コスト、「デモンズライト」と「ヘブンエンドレーサ」といった除去カードが5コストになり、核とも言える「ドラゴンズサイン」が6コストになるのだ。これではどうやっても無月の門と「タイガニトロ」を許してしまう。簡単に言えば、相手が好き勝手できるようになるのだ。
このカードが流行るようになればクリーチャー主体のデッキか低コストクリーチャーによる除去を常に考えなければいけない環境になるのではないだろうか。
最後に
最近環境で使われている呪文のコストを増加させるクリーチャーが「奇石タスリク」と「タイム3シド」で、闇文明で言えば「虚構の影バトウ・ショルダー」が以前使われていたくらいである。
3コストの呪文の増加クリーチャーが多い中で、2コストの魔道具として「堕魔ドゥスン」が登場するというのはかなり革新的なのではないだろうか。
今の内にこのカードに対抗できる策を考えておくことを勧めよう。