環境デッキ 今年出た種族の1年間の振り返り(ジョーカーズ編)
今年もデュエルマスターズが1年経ち次の”双極編”に移ろうとしている。
今回はそれぞれの種族の内「ジョーカーズ」に焦点をおいて1年間を振り返っていこう。
ジョーカーズ 特徴
ジョーカーズ参上
ジョーカーズは3月25日にスタートデッキと拡張パック第1弾ジョーカーズ参上の同時発売で初めて登場した。
そのコンセプトは無色文明を軸にして能力が各文明の特性を掻い摘んだようになっている。
例えば、「パーリ騎士」や「ヘルコプ太」、「チョコっとハウス」などを見てもらえばわかるだろう。
「バイナラドア」などの除去札での行き先が山札の下にいく効果が多く、これもかなり目新しかった。
その他には「洗脳センノー」といった強力なメタカードもジョーカーズ特徴だろう。
低コストのゼロ文明で優秀な効果を持つクリーチャーが多いので、ゼロ文明サポートのカードと組み合わせると強いのではないかと情報解禁日から言われており、結果ジョーカズが登場してすぐのGP4thやCSなどで、「ゼロの裏技ニヤリーゲット」や「破壊秘伝ナッシングゼロ」を使ったデッキが成績を残している。
火文明ジョーカーズの登場
そして第3弾で火文明のBAD能力に似たJOEを使った火文明ジョーカーズが登場した。
従来の小型を並べてどうにかするという無色ジョーカーズと打って変わりコストが高く能力が派手なものが多くなっている。
しかし、この火ジョーカーズは扱いが難しくコストの問題や速さ、安定するかどうかという面からも、無色だけで使われることが多く、環境内では見ることがほとんどなかった。
ジョジョジョマキシマムの登場
1年の最後の拡張パックで、「ジョジョジョマキシマム」というブレイク数を増やしながら攻撃中に呪文を唱えられなくする強力な呪文をジョーカーズは獲得して、相手のトリガーを「ジョジョジョマキシマム」や「消王ケシカス」で封じるという特徴を得た。
1年を通してデッキで使われているほとんどのジョーカーズカードがプロモーションカードになっていて、かなりプッシュされているというのがわかる。
ジョーカーズは種族としてのいいスタートを切れたのではないかと感じた。今後の双極編でも期待が高まる。
環境デッキの変化
初期の頃のジョーカーズは「ニヤリーゲット」を使い手札を減らさないで「ダンガンオー」や「ナッシングゼロ」、「ジョリーザジョニー」でビートしていくデッキとなっている。
当時の赤緑ネクストや緑単ループに勝てるデッキパワーがあり環境内の上位にいた。
しかし、赤単ビートジョッキーの登場によってジョーカーズは速さで勝てず少しずつ入賞数や使用数が減っていった。
そんな時に発売した『ステキ!カンペキ!!ジョーデッキーBOX』に封入している「ハクションマスク」や「ヘルコプ太」、コロコロの付録カードである「消王ケシカス」によって、光文明の「メメント守り神宮」や「ファイナルストップ」と合わせた”コントロールジョーカーズ”として生まれ変わり、環境に食い込んできた。
さらにゴールデンベストに封入されていた「ゴールデンザジョニー」によってその”コントロールジョーカーズ”はさらに強くなった。
今現在ではまた少しビートよりの構築に戻っていて、「ジョジョジョマキシマム」を軸に相手のトリガーを抑制する無色のみのデッキで戦っている。
余談だが、ジョーカーズのデッキには「ベイBジャック」と「偽りの名IFormilaX」と合わせたEXWINするデッキや「ワッショイ万太郎」を軸に3ターンキルを狙う3キルジョーカーズといったユニークなデッキも多数存在した。やはり無色は色々な文明と合わせやすいということだろうか。
上記のように環境内でも様々なデッキの型があったことからもこの多様性もジョーカーズ強みだろう。
次の双極編に登場する「ジョットガンジョラゴン」によって、また新たな型のジョーカーズが環境に入ってくるのではないかと考えている。