偽りの王 ヴィルヘルムが高騰考察
現在「偽りの王 ヴィルヘルム」が高騰している。
「偽りの王 ヴィルヘルム」はE2時期に刷られたキング・コマンド・ドラゴンの一種だ。
闇/火/自然
9コスト
キング・コマンド・ドラゴン/アンノウ
パワー 12000
- マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
- このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手のクリーチャーを1体破壊する。その後、カードを1枚、相手のマナゾーンから選び持ち主の墓地に置く。
- 相手のカードがどこからでも墓地に置かれた時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置いてもよい。
- T・ブレイカー
このようにcip効果で1体除去+1枚ランデスをもった万能クリーチャーである。
また文明が火、自然、闇とコントロールデッキなどのデッキにおいて重要なマナ置きの役割も含めている。
高騰理由解説
CS、GPプロモにもなったこのカードだが汎用性の高さ故に採用されるデッキが多数存在する。
1つ目は一時期環境を壊し暴れまわった「SSTブライゼシュート」だ。
- 「コクーン・シャナバガン」や「爆殺!覇悪怒楽苦」から出る万能クリーチャーとしての採用だ。このデッキにおいて6コストのブライゼナーガから「コクーン・シャナバガン」「偽りの王 ヴィルヘルム」を2体出して2体除去2枚ランデスはかなり強い。
- また2体いるとブースト数が2倍になることも覚えておいて欲しい。
2つ目は「黒入りサイクリカランデス」だ。
- 序盤から「マナ・クライシス」「焦土と開拓の天変」を使い相手のマナを壊しつつ「龍素記号Srスペルサイクリカ」で再びマナを壊しながら自分のマナを伸ばす。
- 締めに「偽りの王 ヴィルヘルム」からブースト効果も含めて「修羅の頂 VAN ベートーヴェン」などに繋げていくデッキだ。
- マナを大切に扱うクローシスバスターや「無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース」を墓地に置かれてはフェニッシュ手段が無くなる白緑メタリカなどのデッキに相性が良い。
3つ目は5色コントロールだ。
- 5色の様々なカードから相手盤面を制圧して攻めていくそのデッキは愛用者が多いことで有名である。そのデッキにおいて「偽りの王 ヴィルヘルム」は何にも変えられない最強カードである。
- 「偽りの王ヴィルヘルム」「反撃のサイレント・スパーク」と1.2ターン目にマナ置きすれば3ターン目の「フェアリー・ミラクル」は2ブーストできる。つまり「界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ」のS・バック条件を満たすことになる。
- 「偽りの王 ナンバーナイン」「勝利宣言 鬼丸「覇」」や「龍世界 ドラゴ大王」などに繋げるためのマナブーストの役割も強い。
このカードは昔5cキューブブラスターと言った「ミステリー・キューブ」「ホーガン・ブラスター」4枚積みのデッキに4枚積まれており最速で出るそのカードに多くのプレイヤーが苦痛を受けていた。
また「ミラクルとミステリーの扉」を採用してあった時も「勝利宣言鬼丸「覇」」「偽りの王 ヴィルヘルム」4枚ずつと何という鬼畜ぶりであろうか。
そんな「偽りの王ヴィルヘルム」のレートは2000円から3000円、バージョンよってはもっと高くなる。
皆さんも強さを体感してみてはどうだろうか。